Are You Happy?の雑誌に掲載

雑誌Are You Happy? 2024年7月号に、インタビュー記事「肝臓をケアする漢方」が掲載されました。
沈黙の臓器といわれる肝臓。東洋医学ではどのように肝臓をいたわるのか肝臓をケアする東洋医学の考え方と漢方薬について、お伝えしています。


東洋医学ではどう考える?
肝臓をケアする漢方
東洋医学では、どのように肝臓をいたわるのでしょうか。
漢方薬局の薬剤師である桜林裕子さんに、肝臓をケアする東洋医学の考え方と
漢方薬について聞きました。

西洋医学より幅広い肝の捉え方
東洋医学では、肝臓は人の体を構成する気・血・水のうち、気と血の流れを円滑にしたり、体内を循環してきた血液を溜めて、全身の血量を調整したりするはたらきがあるとされています。
肝臓のはたらきを西洋医学よりも幅広く捉えており、血液の解毒が十分でないことで起こる病気は、すべて「肝」に 起因すると考えられているのです。
肝が過剰にはたらく「亢進」になると、肝臓が疲れて血液を解毒しきれなくなり、体内の血液が滞った「瘀血」 という状態になります。
すると、目の充血や婦人科系の病気、アレルギー性の湿疹などの病気
が現れてきます。
肝が亢進するとイライラが現れるとも考えられ、肝の不調は心にも密接に関係しているのです。

肝臓をいたわるには春はのびのび過ごす
陰陽五行説では、肝臓、心臓、脾臓、肺、腎臓の「五臓」が互いに影響を与え合っていると考え、それぞれ 弱りやすい季節があるとされています。
肝は、春に弱りやすい臓器です。
春は静かで寒い「陰気」が多い状態から、すべてが活動的になり、明るくて暖かい「陽気」が多くなる変わり目の時期。
この流れに逆らわず、心身ともにゆっくりのびのびと過ごすと良いでしょう。
流れに逆らって沈んだ状態でいたり、激しく活動しすぎると、
肝を傷つけてしまいます。
すると夏になってから、体に不調が現れるのです。
私たちの体も、自然界の一部です。
季節の流れを意識して過ごすことは、肝をはじめとする 心身の健康に
つながるでしょう。